スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


| | - | - | - |
 ナニー1 家政婦が来た
JUGEMテーマ:妄想小説


誰もいないはずの家に帰ると、荒れ放題の家の中が片付いていた。

「これは、義母が勝手にやって来たに違いない。」

そんな癖のある義母であるが、必ず嫁(私)の帰宅前には、お帰りになる。

彼女の気遣いなのだろう。

ところが今日は何かが違う。

なんとなく、人の存在感が漂っている。

洗面所へ行ってみると、そこにはくらげを縦長にしたような、奇妙な生き物がいた。

その奇妙な生き物は、こちらを向いて、

「ご主人様、お帰りなさいまっせ。」

と、どこの誰だかわからない奴に、挨拶されてしまった。

特別いやな感情もなく、自然とその状況を受け入れている自分に戸惑いつつ

「掃除、しときましたぞえ。」

「あ、ありがとうございます。」

なぜかこちらがぎごちなくなっている。

「ところで君は誰??」

と尋ねてみると、

「今日から派遣会社よりやってまいりました、家政婦だす。何なりと御用をお頼みくださいまし。」

なんとも、怪しげな日本語であるが、明らかに日本人ではない。いや、人間ではない。

全体的に透明で、足が何本もあり、(数えようと思ったが、彼の仕事の速さに

多数の足が右往左往し、それどころではない。いつか必ず数えてやる!!)

などと、そんな悠長な事を考えている場合ではないじゃないかっ。

だれがこのような家政婦を頼んだのか・・・。

そして我が家の主は、一応主人である。

我が家は、ご飯に塩をかけて食べる貧乏一家なので、家政婦どころではない。

とすると、こやつは本当はめちゃくちゃ怪しい奴なのではないか。

「ところで、名前は?」

と聞いてみたが、

「ご主人様につけて頂くことになっているでごんす。」

こやつはどんなテレビ番組を見て、育ってきたのだろうか。

その仕事ぶりは、まるでイギリスのナニーのような雰囲気だったので

「それでは、ナニーと呼びます。」

「かしこまりました。ご主人様!」

ナニーは、にやっと笑って、また仕事をし始めた。

つづく


| 14:18 | 創作1 ナニー | comments(2) | trackbacks(0) |
 ナニー2 ナニーは何者? ・・・(洒落なので、プッわらってもよし♪)
JUGEMテーマ:妄想小説


その後、小学4年生のアスペルガー症候群の長男が帰ってきた。

「さて、彼はこの奇妙な生き物を見て、パニックにならないだろうか。」

そんな私の心配も吹っ飛んだ。

なんと長男には、ナニーが見えないのである。

ナニーなるもの、何者なのか・・・。

その後、すぐに小学2年生の二男も帰宅する。

やはり彼もナニーの存在自体、気づかない様子だ。

多少の霊感を持ち合わせている私であるが、実際見たことはない。

・・・これは夢なのか。それとも私の頭がどうにかしてしまったのか。

しかし現実には、部屋のきれいさに子ども達は大喜びで、

夏休み明けというのに、おやつを食した後、すぐに宿題と翌日の用意に

取り掛かっている。

「ご主人様、他に何か御用はありまっか?」

ナニーに突然話しかけられて、ドキッしたので

「どうもありがとうございました。あとは私がやりますから。」

と普通に答えると、子ども達は

「何?誰に話しかけているの?」

と不思議がった。

当たり前である。子ども達には、ナニーの存在が見えないのだから。

「ナニー、そろそろ帰っていいですよ。助かりました。」

今度は小声でどこにあるかわからないが、ナニーに耳打ちしてみた。

「いえいえ、今日からこちらが私の住まいざます。いつでもご用命を!ご主人様。」

「なんだって!!」

メガホン並みの大声で叫んでしまったので、子どもたちも怪しげな目つきでこちらを見ている。

やはり私はいかれてしまったようだ。

しかし、このナニー、何か企んでいるのだろうか。

とりあえず主人の帰宅を待つ事にした。

つづく

| 15:15 | 創作1 ナニー | comments(0) | trackbacks(0) |
 今日のたわごと
JUGEMテーマ:つぶやき。


今日もナニーについて書こうと思ったが、あまりにも妄想しすぎて

まとまらず・・・。

HAPPY END  VS  BAD END

どちらにしようか。それによって、大きく内容も変わってくる。

子どもたちに聞いてみると、1 VS 1 の引き分け。

私としては、両方やってみるかなぁという思いもあるのだか・・・。

なんせ、私、母&大学生&役員もやっているので、レポートと英検の

お勉強をしなくてはならず・・・。

物語の話は、明日に持越しです。

これからゾンビに叩かれてから眠りにつきます。
(ゾンビと英語の勉強をするDSソフトが、就寝前の習慣です)

今晩も、ナニーさんの続きの話で、子ども達と盛り上がったおばか家族です。



| 23:20 | いいわけ | comments(0) | trackbacks(0) |
 ナニー3 我が家の主とかえる君
JUGEMテーマ:妄想小説


我が家の主は、普段自宅で仕事をしているフリーのデザイナーだ。

今日のように、打ち合わせに出かける事は少なく、私が出かけない限り

24時間一緒に過ごす。さすがにお互いに息が詰まる。

結婚して10年、私達夫婦の会話より。

「今日はいい天気だね。傘はいらないかな。」

  子ども達に傘を持たせたほうがいいか、主人に質問する。

「今日の打ち合わせは2時だから。」

  ・・・意味不明の返事が返ってくる。

「あ、今朝すごい夢見たんだよ!!」

  幸せな夢を見ると、一日幸せな気分でいられる、幸せなおバカ母さんである。

「あ、昼はいらないよ。」

  ちぇ、話聞いてないのね、ま、いいか。

これで、一応言語的コミュニケーションと言えるのか?

ストレスがたまるのか、主人は時間が空くと、趣味の釣りを楽しんでいる。

今日は帰りが遅い。ということは、また目新しい魚を調理することになるのかしら。

お陰で家事が大の苦手の私でも、インターネットで調べて初料理が食卓に並ぶ。

ところでナニーは何をしているかというと、騒いでいる子ども達には目もくれず、

黙々と我が家の掃除にいそしんでいる。

気づくと、天井に長い足なのか手なのか区別がつかないが、どこかのアニメキャラの

ようにそれをびよ〜んと伸ばし、埃を拭ってくれている。

上からぶら下がっている、バリのかえる君も埃まみれだ。

両手には紐が通されて、万歳状態ででっぷりした体型のかえる君。

その頑張りに感動して購入したというのに!!

いつも私たちを励まし続けてくれたというのに!!

・・・どうしてそんなに汚れるまで、風呂にいれてあげなかったんだろう!!

悔やんでも悔やみきれない。埃の厚さ、約1cm。

ごめんなさい。木製のかえる君。

たわいない事を考えているうちに、ナニーはさっさと埃を払ってくれた。

まるで私の心を読んでいるかのようだ。

つづく

| 23:51 | 創作1 ナニー | comments(0) | trackbacks(0) |
 ナニー4 主人の帰宅
JUGEMテーマ:妄想小説


子ども達が寝静まった頃、主人は帰宅した。

元気のない姿を見ると、夜釣りはドボンだったらしい。

私は開口一番に尋ねてみた。

「ね、家政婦頼んだ?」

主人は普段と変わりない様子で、

「心の家政婦ね、頼んだよ。」

と言って、そのまま風呂に入ってしまった。

心の家政婦って、どういうことなのだろう。

主人には見えているのだろうか、ナニーの姿が。

その頃ナニーは、トイレを掃除していた。

手か足かわからない先には、しっかり掃除用の手袋をはめ、

その全てに濡れたものや乾いた雑巾、たわし、洗剤などを持っていた。

後ろから見ていると、素晴らしい手さばきで、感心することしきりだ。

多くの疑問の一つを尋ねてみた。

「ナニー、残念ながら余分な布団がないの。

あなたはどこに寝てもらったらいいかしら・・・。」

もっと核心に迫った質問をしたかったが、何故かことばに出来なかった。

「私のことは、気にしないでよろしいだす。時期が来れば休みまっから、ご主人様。」

ちょっと疲れたような表情のナニーは、そう答えた。

「ナニー、働きすぎよ。あなたのお陰で、本当にピカピカな家になったわ。

本当にどうもありがとう。私にもあなたの超能力のようなパワーがあったら、

主人も子ども達ももっと喜んでくれるのに・・・」

私は愚痴をこぼすつもりではなかったのに、心の奥底にある影の私、

鎖をかけた箱に押し込めていた想いがあふれ出しそうになった。

そして涙も。

「ご主人様は、十分に家族を愛している。私にはわかるのじゃ。

その想いは必ず皆さんわかっておりやすぜ。」

ナニーのおかしな日本語と、そして温かい気遣いで、私は泣くどころか

つい笑ってしまった。

ナニーには、人を癒す力を持っているようだ。

私の孤独さや悲しさが、少し減ったような気がする。

「大好きよ、ナニー。どうもありがとう。」

ナニーの口元が緩んだ。…ように見えた。

つづく

| 19:42 | 創作1 ナニー | comments(0) | trackbacks(0) |
 ナニー5 ナニーの寝床
JUGEMテーマ:妄想小説

主人の 「心の家政婦」ということばが気になったが、ビールを飲みながら、ドラマの最終回を

観ている主人の姿は、「話しかけないで欲しい」というメッセージを発していた。

ナニーは見た目は変わっているけれど、取り立ててどうこうするような事ではなさそうなので

詳しい事は明日にでも聞いてみよう。

さすがに今日は疲れたので、布団にもぐることにした。

寝不足がたたり、風邪も引いたのか、体中が痛む。

玄関の靴箱を掃除しているナニーに話しかけた。

「ナニー、私はもう寝るね。ちょっと寝不足なの。おやすみなさい。」

「では、私も休ませてもらいまっせ。明日も元気に働くためには、

あちらでゆっくり休むのがいいでざますから、ご主人様。」

・・・あちらって・・・。

ナニーがどこで寝るのか気になったが、重い体がいうことをきかずに、

そのまま布団に滑り込んだ。

すると、不思議な感覚にとらわれた。

真っ暗闇の寝室で、白く発色したナニーが、私の体に覆いかぶさるように入ってきたのだ。

私とナニーは、なんと一つになったのだ。

ナニーが体の中に入った途端、温かいものに包まれたような、感じたことのない満足感。

「おやすみなさい、ご主人様。」

ナニーの言葉が頭の中で、少しずつ小さくなっていったような気がする。

何がどうなったのか、はっきりしないまま、私は眠りについた。


つづく

| 07:55 | 創作1 ナニー | comments(0) | trackbacks(0) |
 風邪の為のお休み&授賞式
JUGEMテーマ:風邪


ご無沙汰しています。

実は、ナニー話。

すでに私の中ではエンドまで出来上がっているのですが、

ここ1ヶ月ほど、風邪が 回復するかなぁと思いきや

またどど〜んと寝込む状態が続いています。

こちらの更新もしたいのですが、

現状、今日は内服薬が切れて通院病院も休みなので、

しかたなく市販薬の内服を飲んだら、思い切り爆睡しました

他にも役員会計監査や担当係りの打ち合わせ、

そして大学のレポートがそろそろ厳しいので、優先順位で進めていきます。

ですから、ナニーさん、当面私の体内に宿ったままです。

早く結末までいきたいよ〜

こんな状況なので、しばらく、ちょっとお休みします。

全く関係ないですが、長男、次男ともアスキーのHP・ブログ部門で

入賞しました!25日、初めて公の授賞式に行って来ます。

| 22:03 | いいわけ | comments(0) | trackbacks(0) |
 ナニー6 現実で現実なり
JUGEMテーマ:妄想小説


「おはようございます。」

・・・どこからか、声がする。

起きぬけの頭はボーっとしていて、意識も落ち着かない。

「おはようございやす、ご主人様。」

・・・ご主人様?

その声は、頭の中でこだましている。

カーテンが開け放たれた窓から、入る朝日が眩しくて、目元に手をやりながら
薄眼になる。

目の前に立っている、その生物。

そこには、ナニーが立っていた。

その顔をじっと見つめる私。

・・・夢だと思っていたのに。

・・・これは、私がイカレたのではなく、現実なのだ。

だって今日の私は、今までにないほど、体も心も快調なのだから。

毎日眠れないし、忙しい私にとっては、あり得ないくらい、絶好調である。

そんなことに思い廻っていると、

「ようやくお目覚めでごんすっか?」

ナニーに顔を覗きこまれて、ちょっと照れる。

「家の事は私がすべてやりますんで、ご主人様は好きなことをして下さいまっせ。
朝ごはんの用意は出来ておりますですよ。さっ、家族の方に怪しまれないうちに
エプロンをつけて下さいまし。」

エプロンをつけること自体、我が家ではとても怪しいのだが…。

ナニーの言われるがままに準備をする。

時計は5時半を指している。

運動会や遠足で、子ども達に弁当を作る時の起床時間である。

あることを忘れていることに気付く。

「おはよう!ナニー。」

小さな声で、あいさつして、笑顔になる。

この状況が、少し楽しくなってきている自分に驚いている。

・・・家族には秘密のもう一人の同居人。

いつまでもいてくれるといいな。ナニー。

不思議とナニーといると、やさしい気持ちになれる。

「…痛っ!!」

そんなことを考えていたら、左足に痛みが走った。


つづく

| 01:46 | 創作1 ナニー | comments(0) | trackbacks(0) |
| Log in | RSS1.0 | Atom0.3 | page top |
Graphic by Joujou, Template by Bambi
(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.